STORY
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会津地鶏のたまご
2日に1度の頻度でしか卵を産まない会津地鶏。観賞用として飼育されてきた歴史からサイズも大きく、餌もよく食べる、非常に“非効率”な手間がかかる美しい地鶏。殻は地鶏の卵には珍しく薄いさくら色をしていて、縦長で一つひとつ個体差がある形も特徴的。お客さんからは白味の味が違うと言われることも多いとか。卵本来の自然な味をまずは卵かけごはんで楽しんで。
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会津の歴史とともに継承される、幻の「会津地鶏」
会津地鶏はその昔、平家の落人が観賞用として持ち込んだと言われています。当時は武士のたしなみの高尚な趣味として鶏を飼うことが流行し、品種改良が行われてきました。だからこそ、美しい羽装が魅力。450年以上の歴史を持つこの会津地鶏のオスの黒く長い尾羽は、会津地方の五穀豊穣を願う郷土芸能「会津彼岸獅子」でも用いられてきたようです。
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会津地鶏のたまごの旨味と情熱の物語:絶滅の危機からの復活
「一般の鶏がほぼ1日1回産卵するのに対し、会津地鶏は2〜3日に1回しか産卵しません。さらに体格が大きいので、餌もよく食べる。その分、旨味があって美味しいんですが、何から何まで手間がかかるから、思い入れがなければ続けられません。数少ない飼育農家が一丸となり、一時は絶滅寸前だった会津地鶏の種を守るために力を注いできました。世界中に会津地鶏は福島にしかいない、この地に残していかなければいけないという強い気持ちですね」と代表の酒井毅さん。
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会津地方の歴史
会津地鶏の肉用鶏を育てている鶏舎は、猪苗代湖のすぐ近く、白虎隊が最後に戦った戸ノ口原古戦場の真ん中にあります。「そばにある会津街道にはかつて殿様が通っていたんじゃないかと思いますし、何か歴史との縁(えにし)を感じます。卵を召し上がった次は、ぜひ会津の地を訪れてみてください」