STORY
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牛1頭から5kgほどしかとれない希少部位、ミスジ
かた(うで)の一部で肩甲骨の裏側にあたる部位です。真ん中に一本の筋が通る様はまるで木の葉のよう。サシが多い見た目に反して味わいはサッパリ、むしろ赤身のコクと風味を感じることができます。1頭から5kgほどしかとれないため人気の希少部位です。
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美味しさは牛の健康から
隅々まで清潔に保たれた牛舎には鳥のさえずりが響き、300頭の牛たちは驚くほどのんびりと暮らしています。ここでは「牛が健康であることが一番美味しくなること」という原点に立ち、牛にストレスがかからないよう1頭ずつに十分な広さが確保されています。2年半(30ヶ月)に渡る肥育期間、髙梨さんはその牛の持つ能力を最大限に引き出す方法を一つひとつていねいに検証していきます。
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独自の餌作りへの追求
初期・中期・最終段階で、何をどのように与えるかで味は変化します。初期段階で乾牧草やサトウキビを熟成発酵させた豊富な繊維分などを与えることで、強く健康的な骨格と内臓を育て、充実した赤身をつくります。中期はビタミンCを与え、牛の負担を軽減したサシづくり(霜降りづくり)、最終段階では厳選した米ぬかや米油を与え、風味を加えます。
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全国和牛能力共進会など錚々たる受賞歴
事務所には、農林水産大臣賞を7度受賞、二大全国大会「全国和牛能力共進会(和牛全共)」「全国肉用牛枝肉共励会(芝浦全共)」の入賞など輝かしい経歴の賞状やトロフィーが並びます。髙梨ブランドがファンの心を離さないのは、こうした評価はもちろん、髙梨さんの牛と向き合う姿勢に惹かれるから。穏やかな物腰ながら、二歩も三歩も先の未来を見据える髙梨さんの話はいつでもキラキラと輝いていて、一緒に夢を追いかけたくなる、そんな魅力に溢れています。