知るほどに美味しくなる!至高の銘柄豚4選
みなさんは豚肉の銘柄をどれくらい知っていますか?牛肉のように松坂牛や神戸牛といったさまざまブランドが一般に浸透していることに比べ、豚肉の場合は銘柄(産地や品種)にこだわる人がまだ少ないかもしれません。そこで今回は銘柄豚のオススメ生産者と商品をご紹介します。
全国で生産される個性的な銘柄豚
豚の銘柄数は実に400以上と言われています。全国各地で生産されており、国内ではアグー豚や三元豚、国外ではスペインのイベリコ豚といったブランド豚の名前をよく耳にしたことはあるかと思います。豚は品種はもちろん、飼育する地域の気候、農場の環境や飼育方法、与える飼料など、さまざまな条件で肉質は変わります。
今回は、チクタグが厳選した国産ブランド豚をご紹介します。
“国宝”を味わう「十勝ロイヤルマンガリッツァ豚」
北海道・十勝ロイヤルマンガリッツァファームは、原産地のハンガリーで国宝に指定されているマンガリッツァ豚を生産する希少な生産者。
原産国に似た風土と気候をもつ北海道十勝の雄大な環境で、惜しみない愛情と手間をかけて育てられています。
美しい発色と霜降り率の高い赤身が特で、一般的な豚肉よりも脂の融点が低く、芳醇な旨味が感じられるはず。豚肉が口溶けする新感覚の美味しさを、ぜひ一度お試しください。
噛み締めるたびに広がる旨味「和豚もちぶた」
「和豚もちぶた」は、群馬県渋川市のグローバルピッグファームだけで生産される銘柄豚。原々種豚(和豚もちぶたの祖父母と父親)から育成管理され、優秀な種豚(親豚)から生まれた良いとこどりの豚肉です。
飼料には、独自に設計した高品質のとうもろこしをはじめとする天然素材を使用。旨味成分のグルタミン酸を多く含むその肉は、舌触りが良く、脂の軽さと甘さが特長です。噛むたびにじんわりと広がる肉の旨味をご堪能ください。
銘柄豚肉を加工品として楽しむ「木更津の恵みポーク」
千葉県木更津市で唯一の養豚農家である平野養豚場は、銘柄豚「林SPF」を飼育し、加工品ブランド「木更津の恵みポーク」として展開しています。
交配から繁殖、飼育、出荷まで行う一貫経営により、品質の安定化を実現。約1500頭の豚が大切に育てられています。
抗生物質を限りなく抑え、ビタミンが豊富に含まれるオリジナル飼料で育てられた豚肉は、あっさりとしながらも旨味も豊富。極上の豚肉で作られたフランクフルトやベーコン、ハンバーグはBBQやお弁当など、さまざまなシーンで楽しめます。
400年の歴史を誇る「霧島高原ロイヤルポーク」
鹿児島・霧島高原ロイヤルポークで生産されているのは、バークシャー種純粋黒豚。かごしま黒豚のルーツは非常に古く、今から約400年も前に琉球から移入したといわれ、地域の風土と密着して歩みを重ねてきました。
ストレスを与えないリラックスした環境で育ったその肉は、艶のある淡いピンク色で、繊維がきめ細かく、弾力感と歯切れの良さが特長。脂肪は臭みがなく、ほのかな甘みが楽しめます。
霧島ガストロノミーブランド『ゲンセン霧島』7つ星にも認定された特別な逸品を、ぜひご賞味ください。